今更言うまでもなく、僕はドラゴンボール大好きです。
何が今更で、どの辺が言うまでも無いかはさておき。
コミックス持ってるのに完全版を揃え、
休み時間はメンコで遊び、放課後はカードダスの行列並び、
未だに使い方の分からないスカウターと合わせると
かめはめ波を出せるリストバンドを装着しながらかめはめ波と舞空術の修行をして、
超サイヤ伝説をチャオズひとりでフリーザを蹴散らしたり
上X下BLYRAでカカカカカカカカカロットォ連発したり
プールの授業のあとに嬉々として目薬持ち込んだり
Z戦士というネーミングセンスに子どもながらに苦笑したりした僕ですからね!
ドラゴンボールという名前だけで古今東西、ニュージーランドのかめはめ波大会にだって出向いてみせる。
そんな僕にこの映画のレビューをさせるだなんてもうね、舐めてるね。
20世紀フォックスは、ドラゴンボールを舐めてるね。
なんて感想抱くのは、ぶっちゃけ俄か信者だけだと思いました。
当たり前のように酷評だらけの作品ですが、
元からC級よくてB級、原作の面影なんかは皆無のなんちゃってアクション映画になるのは目に見えてたじゃねーか。
それでもおめーらは本当にあのドラゴンボールが実写化出来ると思ってんのかよと。
原作者が別物だって言ってるのにまだ何か期待してたんかと。
映画館を失笑して去って行った奴らに言ってやりたい。
あと酷評するために来た奴らも。
ひどいのなんか見る前から分かりきってんだろうに、お前はわざわざ何しに来たの?
野次ってる言葉の大半が皆が感じてる事なのに何をしたり顔して語ってるの?
ブルマは可愛いから許す? まんまと罠にかかってんじゃねえよオッサン。
なんて毒電波がつらりつらり。
その点あれです。僕と連れなんか、終始ニヤニヤ。
原作を踏まえて、改悪を踏まえて、その上で散りばめられたツッコミ所に立ち向かって行くのが最高の楽しみでした。
なんでかめはめ波飛んでいくのー?ツッコミ間に合わねえよと思ったら敗北。きっとそんな聖戦。
まぁなんのかんのでこんな長文書いてる時点で同じ穴のムジナには違いないんでしょうけど。
暗い表情で映画館を出た彼らと、笑顔で出られた自分らとでは、この映画に対する感覚が180度違う事は確か。
ただ惜しむらくは、製作陣は馬鹿だったけど作品自体は馬鹿じゃなかった事か。
ドラゴンボールでは無いけれど、ドラゴンボールを踏まえないと全く楽しめない。
そういう意味では、ある意味完璧な実写化だったのではないでしょうか。ある意味。
楽しかった、面白かった、ではなく。
満足したという評価が一番しっくり来る、
けど無料でよかったと安堵する帰りしなのドライブルスルーの娘が可愛かった、
そんな初春のとある休日に観た映画の雑感でした。長いなオイ。
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